ゴミをアップサイクルして、
素敵なタイニーハウスをつくる
「homeless homes project」
ある人にとってはゴミのようなものでも、
ある人にとっては宝物なんです。
工業地帯であるオークランドは、
不法投棄や産業廃棄物が
たくさん出ることで知られています。
彫刻家のグレゴリーさんは、
そんな産業廃棄物をアップサイクルした
タイニーハウスに住んでおり、
話題の人となっていました。
そのお手本となったのが、
ホームレスの人たちです。
身近にある素材を駆使して
住処を自分たちでつくる
クリエイティブな姿に、
グレゴリーさんは共感しました。
知り合いのホームレスの女性が訪ねてきました。
ある雨の日に、雨よけ用の
ビニールシートがないかと
訪ねてくれたんですが、
特に渡せるものがなくて。
「それなら、彼女のために家をつくろう」
と閃いたそうです。
夜まで夢中になって家をつくり、
次の日に家の鍵とシャンパンを
プレゼントしました。
その瞬間は、何とも言えない
充実感に包まれたそうです。
「私のやるべきことは、
ギャラリーのための作品をつくることじゃない。
困っている人のために家をつくることだ」
と、そのとき確信。
ほとんどの材料はゴミの山から探し出すことで、
１軒あたり約30〜50ドルと低コストを実現。
地元の高校生たちに手伝ってもらったり、
地元企業にねじなどの部品の一部を
寄贈してもらうだけでなく、
タイニーハウスを自分でつくるための
教室を開催するなど、
地域ぐるみのプロジェクトにまで発展しています。
greenz.jp より
| 10:48
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